とっつきづらいやつ。最初はそうだった―― 帰宅部の藤沢大紀は校舎内で拾った扇子を茶道部へ届けに行くが、持ち主・芳川宗史の塩対応でいい印象を持てない。だが、扇子のお礼にとお茶を点てる芳川の所作一つ一つが藤沢の胸を打つ。 “お茶”を知らない藤沢の飾らない言葉に芳川はコロっと態度を変えた。氷で作られたような美しさを持つ芳川は、実は引っ込み思案なだけの犬系男子だったのだ! ――こうして友情を育む二人。『初めてできた友達』に心昂る芳川は、バグった距離感で藤沢に迫ってしまい…!? ――茶道が全く違う世界で生きてきた二人を結びつける。ゆっくりと流れる季節とともに心が動く青春ラブストーリー!
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