PRIVATE

FANも気になる素敵な作品を作る先生のプライベートについて

趣味や、最近はまっていること、息抜きにしていることがあれば教えてください。

小鳥遊育先生(以下、小鳥遊) 洋画や洋ドラ、ゲーム実況をよく観ていて、原稿中にもよく流しています。好きな音楽を聴きながら散歩に行ったり買い物に行ったり。ずっと家にこもっているので、気分転換をしないと、と思っています。料理動画もよく観ます。料理は見るのも描くのも好きですね。

漫画を描くうえでモチベーションを上げるための「行動」や「道具」はありますか?

小鳥遊 美術館・音楽・散歩など外からの刺激を受けています。漫画を読むこともそうですね。
「このシーンを絵にしたい!」と思えるような映像や音楽・好きな世界観に触れることでモチベーションをあげています。
それと、仕事とプライベート環境も分け始めました。
私は日々規則正しく動くタイプなので、7:30~8:00に起き、【運動を兼ねて自転車で職場に行って】【9:30頃から仕事を始め】【大体同じタイミングで帰れるときには帰って…】としています。以前は環境を特に分けていなかったのですが、生活がごちゃごちゃになってしまっていたことがあって「良くないな」と思って。
ごく最近職場と家を分けるようにして、メリハリを保っています。

漫画作りに実際に活かされた実生活の「経験」や「体験」などはありますか?

小鳥遊 私、漫画家になる前にアパレル店員と事務員をしていたのですが、今回の作品でキャラクターが服屋さんで働く描写には以前アパレルで働いていた経験が活きています。
『妄想腐男子くん』は前に勤めていた会社の中を少しイメージして描いていて、職場の廊下やオフィスの構造を拝借して描いていました。その点で実体験がかなり活かされています。特に什器や商品の陳列方法、電話の取り次ぎなどは経験が活きたかな?と思っています。

妄想腐男子くん/ラフイラスト

▲妄想腐男子くん/ラフイラスト

小鳥遊 作中に描かれている、キャラクターの服を考えたりするのも好きですね。
服屋さんに行くときには、売っている服からコーディネートを考えたり、マネキンや店員さん、街中の人のコーディネートを見たりして、そこからキャラの服装イメージを膨らませています。
自分が絶対に着れないメンズの服を着せられるので、それが楽しかったりもします。
私も背が高かったら、緩い感じの服なんかを格好良く着れるだろうなあと思ったりもして。
緩い服を着せたいなあと思って、着せたのが隆二君です…!

今回の連載でも、絵柄はもとより多くのシーンで「可愛い」と思うようなシチュエーションも多く見られますが、ご自身の生活で大事にしている「可愛い」はありますか?

小鳥遊 華美な物よりシンプルなものが好きなので、作中、衣食住で自分の可愛いと思うものを大事に使うようにしています。食器やカトラリーとかがすごい好きで、雑貨屋さんで可愛いと思った物は全部欲しくなっちゃったりして。作品の中でも「ここが可愛い」と読者の方に言ってもらえるポイントがけっこう多くあって、嬉しいです。

妄想腐男子くん/設定イラスト(これも「可愛い」ですね!)

▲妄想腐男子くん/設定イラスト(これも「可愛い」ですね!)

よく聞く音楽や音楽のジャンル、動画・映画などあれば教えてください。

小鳥遊 音楽はハナレグミさんや手嶌葵さん、大橋トリオさんをよく聴きます。
動画はYouTubeを多く観るのですが、ご飯やお菓子を作っている動画、生活しているところを映している動画、ゲーム実況、スライムを作る動画なども観たりしています(笑)あとは海外のミステリー系の映画やドラマも多いですね。警察もの、探偵ものが好きです。

VISION

先生の目指す今後のビジョンや思いについて

今後、こんな作家になりたい、というビジョンや目標はありますか?

小鳥遊 私は日常系のものをよく読んだり見たりするのですが、そういった作品はちょっと疲れたときに読んだりすると、息抜きになっていることが多いなと感じています。
読んでいるうちにキャラたちを次第に好きになっていって、「この世界をずっと見ていたいなあ」と感じている私のように、私の作品を読んでいる人たちにも、そう思ってもらえたらいいなって、思っています。

「セカンドチェリー」の今後の展開で、読者に期待してほしいところはどのような部分ですか?

小鳥遊 色々これから起こるんですけれど、絶対に幸せになります!

熱心な読者やファンの皆さんにメッセージをお願いします!

小鳥遊 私は描くのにいっぱいいっぱいで、描いた後まで気が回っていないのですが…。
でも読んでくれている方が「気持ちいいな」って思ってもらえるような作品を描けていることを願っております。もし読んでいただけたら嬉しいです!