あらすじ |
建設現場で働く千世は、自分が疲れきって渇いていると気づいていた。
上司はうるさいし、部下男子も自分勝手で、もう男に夢を見る齢でもない。
一人が気楽で、何かを変えたくはなかった。だったのに―
「僕に、君を全力で愛させてくれるかい?」
ただのランチ友達のおじさん、と思っていた瀬尾から告白された。
瀬尾は優しくて、熱くて、本当は雄で―。
熱烈なのに包み込むような愛情を注がれて、どうしたらいいかわからない。
大人同士なのに、好きってどうすればいいんだっけ?
体で熱は感じ合うけど、初恋みたいに苦しくて楽しくて。
30女子と40男子の世界が、今さら新しく『恋をすること』で回り出す。
|